糖尿病の専門医が勧める食

食と生化学

糖尿病とは

生活習慣病の代表格
糖尿病を知らない方は少ないと思いますが

ザックリ話すと

血中糖度/インスリンの
バランスが効かなくなる症状です
糖尿病自の症状よる
免疫力低下と合併症で
命を落とします
末期には身体が痩せ細ります

このブログでは何故
糖尿病が生活習慣病と呼ばれるのか

糖尿病の専門医から見習うべき食習慣は何か
を見ていきたいと思います

生活習慣病とは

生活習慣病とは
過去なる人が少なかった病気が
近年の食生活
活動等の変化により
問題になり始めた病気の名称です

人間の身体の仕組みを超えて
生活が豊かになり過ぎたのが原因です

昔、糖尿病は
贅沢病と呼ばれていましたが
戦後の日本の話で

今は安価な食事をしている人が
成りやすい病気です

当時は塩分が問題視されていて
脳卒中が死因1位でしたが

昔と違って
長期保存がしやすくなり
値段の安い
炭水化物/糖質を
低所得層ほど
多く摂取している為です

コンビニで何か食べ物を手に取ると
大半が糖質で出来ています
(コンビニで毎日ご飯を買っていると太る理由)

 

問題は
糖質は美味しいって事です

 

 

資本主義も原因の一つ

資本主義という
今世紀最大の宗教も
生活習慣病発生の
原因の一つです

利益を狙う
企業都合の情報が
世に溢れています

糖質中毒者の数=利益
になる為

企業は糖質中毒の
至福点を数値化して
製品を製造販売しています

「全人類砂糖漬大作戦」です

甘いものは売れるので
出来る限り悪者にしません

過去に
アメリカの企業に買収された学者が
肥満の素は糖質ではない
脂質だと
発言しており
未だに多くの信者がいます

気になるのは1990年頃に
アメリカの医学界の発表で
糖質からくるカロリーに害があると
発表が既にあるのに
日本の医学界ではまだ
然程取り糺されていないという現状です

至福点とは

糖質を摂取すると
脳内にセロトニン/ドーパミンが
分泌されます (ハイな気分になる成分)

この状態を至福点と呼びます

人間は至福を
一度味わうとまた欲しくなります
=糖質中毒

糖質中毒者が沢山いる程
商品が売れます

 

 

糖質を知る

人間の身体の仕組み上
糖質は必須なのですが
摂りすぎに注意しないと
いけないのが現在です

我々の先祖が
飢餓による
血糖値の下がり過ぎで
命を落としてきた
事実があるから
なのかはわかりませんが

身体は常に
糖質を欲しがります

 

糖質の種類

多糖類・・・炭水化物

二糖類・・・砂糖

単糖類・・・ブドウ糖、果糖

理想の摂取量(一日60g以下)

白米一膳  ・・・糖質55g
うどん180g ・・・ 糖質60g
ラーメン150g・・・ 糖質60g
蕎麦180g・・・糖質50g

普段食べているご飯(炭水化物)
を糖質として考えた場合
一食あたり
角砂糖13ケ分食べているのと
変わらないって事です

一日の炭水化物を
60g以下にするのは
大変ですが

出来れば120g以下くらいにした方が
良いみたいです

 

糖質が身体に与える影響

急に糖質を大量に取ると
急激に血糖値が上昇し
それを抑えるインスリンの働きによって
「血糖値スパイク」
という状態に陥り
急激に血糖値が低下します

症状は以下です

眠気
吐き気
頭痛
イライラ
めまい
冷や汗

意識が無くなったりもします

 

糖質が原因で太る

 

血糖値を上げるもの

それは糖質=炭水化物です

糖質(ブドウ糖)は100%身体に吸収され
余った糖質は中性脂肪になります

血糖中のブドウ糖が
過剰になると
中性脂肪に変化して
脂肪細胞に
溜め込まれます

脂肪や
たんぱく質
ではありません
油脂たっぷりで焼いた
肉を食べても
血糖値は上がらないので
太りません

 

脂肪を食べても
体に脂肪は溜まりません

豚を食べたからと
右手が前足になって
指が蹄になっている人を
見た事もありません

 

糖質が消費されるまでの流れ

食べた糖質は全て
ブドウ糖/果糖に分解されて
血液に放出される
血糖値が上がると
膵臓から
インスリンが出て
ブドウ糖を処理する

ブドウ糖をグリコーゲンに変えて
肝臓や筋肉に取り込む

細胞内に取り込めなかった
ブドウ糖は
中性脂肪になって
脂肪細胞に取り込まれる
⇨肥満の原因

 

脂肪燃焼するまでの流れ

脂肪を消費する時には
まず肝臓と筋肉の
グリコーゲンを
ブドウ糖に変えてエネルギーにする

それでも足りない場合に
脂肪細胞の脂肪が
ブドウ糖に戻される

だからなかなか痩せない

70kgの男性の場合

肝臓にグリコーゲンを約280キロカロリー

脂肪細胞に脂肪を約135,000キロカロリー

筋肉にグリコーゲンを約480キロカロリー

貯めている

↓の順に消費する為
食べなくても
筋肉は落ちない

脂肪が溜まるから
困っている…

餓死寸前まで筋肉を
消費することはありません

 

グリコーゲンは1gで4キロカロリー
脂肪は1gで9キロカロリー

放出できる為
脂肪の方が効率的に貯蔵できる

運動するよりも
食事を変えた方が
体重を減らせる
って事になります

むしろ逆は
とても難しい

 

筋肉をつけると
基礎代謝は上がるが
筋肉を維持する為に
運動しないといけない為
非効率に思います

栄養士との考え方の違い

まだダイエットの為に
カロリー計算を
している人がいますが
高カロリーが悪いのでは無く
何からカロリーを
得るかに
気をつけないといけません

カロリーを摂らない
=痩せるではない

 

ゼロコークを飲んだら
普通のコーラよりも
血糖値が上がるので
逆に太る

食べ物は
消化・吸収・の過程で
分解・合成されて
新しい物質に変化します

 

糖質/炭水化物の正しい食べ方

 

野菜

たんぱく質

糖質

の順に食べる事で
血糖値の急上昇を
抑える事ができる

回数を分けて食べた方が
血糖値の上昇を
抑える事ができる為
同じ量の食べ物を食べるなら
一日3食よりも
一日5食などに分けた方が
太らない

一日1食にする(オートファジー)
とはまた違う考え方です

(例えば)
イスラム教の方の中には
断食期間中(ラマダン6月〜7月)
日中何も食べないが
夜食べる
お酒は飲まないが
甘いもの食べる

により
肥満と糖尿病
になってしまう方もいるようです

 

食べる量
食べ方
食べる物

の選び方は大事です

 

 

嘘のような事実

パンやパスタの糖質(炭水化物)に
オリーブオイルをかけて食べる
と血糖値の上昇が抑えられる為
太り辛い

果物は太らないは嘘

果物の果糖は
ブドウ糖を消費してから使うので
直に脂肪になります

食後はすぐ運動した方が良い(血糖値の上昇を抑える)

動けなくなるまで食べるのは良くない(腹7分目)

食後はゆっくりして
消化を促すのは相撲取りのやり方で
太ります(身につける為の方法)

疲れたから甘いものを食べるは逆効果

おばあちゃんの知恵袋的な。

時間をかけて良く噛んで食べると良い

唾液に含まれる消化酵素と混ざり合い
脳の満腹中枢からのシグナルにより
食べる量が減ります

早食いの人ほど量を食べる

寝る4時間前には食べ終えておく

 

辛口白ワイン(ミネラル)
赤ワイン(抗酸化作用)は
血糖値を下げるので痩せる

コーヒーは糖尿病対策になる(砂糖は入れない)

1日2ℓの水を飲む⇨血糖値が下がる

 

参考文献

「医師が教える食事術 最強の教科書」

著者 牧田 善二

発行所 ダイヤモンド社

 

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